ブラックリストってなに?

返済が滞ったり、債務整理を行った時に、「ブラックリストに載る」などという言い方をしますよね。
ところが実際に「ブラックリスト」というものが存在しているわけではありません。

通常、クレジットカードを作ったり、ローンを組んだり、キャッシングをしたりする際、必ず「個人信用情報機関」に個人情報の登録・閲覧が行われます。

ブラックリストの正しい知識

「個人信用情報機関」とは、金融機関が、申込顧客の他社での利用状況や過去に事故情報がないか、この顧客にお金を貸しても大丈夫かなどを調べるために設けられた機関のことです。
この情報は、同じ情報機関に加盟する金融機関で、共有されています。

「個人信用情報機関」に登録される情報は、

  • 氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先などの顧客情報
  • 過去の利用履歴、返済金額や返済日などの債務情報
  • 過去の延納や滞納などの事故情報

以上の3つです。

普通に返済を行い、滞りなく完済すれば何の問題もありません。
しかし、ある一定期間以上延滞が続いたり、延滞を繰り返したり、自己破産など債務整理を行った場合などに、「異動(事故)情報」という特記事項が、個人信用情報機関に登録されることになります。
登録期間は、情報機関によりますが、5~7年のところがほとんどです。

この「異動(事故)情報」が登録されている状態を「ブラックリストに載っている」と表現されています。